診療日記(画像あり)

2013年1月18日 金曜日

診療日記第47話 包茎の人は性病に感染しやすい(コンジローム・包茎画像あり)

包茎の状態で亀頭包皮炎を繰り返す場合は包茎治療をお勧めします。
亀頭包皮炎とは包茎の状態ですと亀頭と包皮の間に垢(あか)やかすがたまりやすく、そこに細菌が繁殖して炎症を起こしたものを亀頭包皮炎といいます。
具体的な症状としては
・包皮が赤くなって洗うとヒリヒリする
・ジュクジュクして膿がでる
・浮腫んだかんじで腫れる

 
左側の写真は亀頭に近い包皮(内板)が赤くなって弱っている状態です。
右側の写真は内板部と亀頭部が赤く浮腫んだ感じになり、ジュクジュクして膿が出ている状態です。

亀頭が包皮に覆われている包茎の状態ですと尿が付着したり、亀頭のカリ部には汗腺があることによってジメジメした状態をつくり、その部分が雑菌の温床となって性病や独特な悪臭の原因になってしまいます。
ただし上記ではそうは簡単に性病にはなりません。毎日綺麗に洗っていればさほど問題にはなりませんが、一番の問題は傷です。特にむいた状態の先端部分の皮(内板)は非常に薄く弱い部分でジメジメしていると包皮が弱り傷が入りやすくそこから雑菌が入って包皮炎や亀頭炎などを起こしやすくなります。それが雑菌ではなく性病の菌やウイルスであれば性病に感染する訳です。

今回ご紹介する患者さんは3ヶ月前にコンジロームに感染したため、以前から考えていた包茎と一緒に治療をしたいと来院されました。
患者さん曰く、包茎治療は見た目と衛生面の問題と性行為時にコンドームがずれてしまう事で前々から考えてはいたが怖い、恥ずかしいといろいろ不安があったが診療日記をみて少し安心できたと勇気をだして来院されたそうです。
診察をしてみるとみごとなカリフラワー(コンジローム)があり3ヶ月前に気付いたわりには大きく、量も多い状態です。おそらく亀頭包皮炎を繰り返していたと思われ、診察時も少しこすると垢(アカ)がでる状態でした。

 
仮性包茎の状態です。

 
亀頭を露出させると亀頭カリ部と包皮内板部にコンジロームが数箇所あり、包皮も弱って恥垢が出やすく亀頭包皮炎も併発している状態です。


包茎手術前のデザイン線ですが、包茎手術で全てのコンジロームが除去できないのでまずはコンジロームを電気分解で焼却してから包茎手術という段取りとなります。

 
包茎手術とコンジロームの除去直後の状態です。
麻酔等の浮腫みはありますが、包茎手術だけで亀頭が露出した為、乾燥した状態となりますのでコンジロームの再発も最小限になると思います。
(菌やウイルスは乾燥に弱いです。)

●アドバイス
包茎の人は亀頭包皮炎を起こしやすくコンジローム等の性病に感染しやすいのですが、米厚生省傘下の研究機関、米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)が、男性への包茎手術が、エイズウイルス(HIV)への感染率を半減させる効果があると発表しました。
アフリカのケニアとウガンダの成人男性7780人を対象に実施した結果だそうです。
当院でも性病で来院される患者さんのほとんどが包茎の人ですよ。

参照:名古屋メイルクリニック院長の診療コラム
尖圭コンジローマについて (http://nagoyamale.blog.fc2.com/blog-entry-7.html)

投稿者 名古屋メイルクリニック

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